ADHD2.0を読んで感じたことをお伝えします。この本を通じて、もやもやしていた心が晴れ、親としての理解と向き合い方が大きく変わりました。同じように悩んでいる方の力になれればと思います。
子どもの発達障害かもしれない…それでも見えないグレーの世界
「うちの子、発達障害かもしれない」。そう思いながら診断に至るまで、何年もかかりました。
友人や医者に相談しても「そうは見えない」「様子を見ましょう」と言われるばかり。誰もはっきり言ってくれず、ずっとグレーな状態が続きました。自分の覚悟さえもグレーのままでした。
この期間で一番つらかったこと、それは「しつけのせいなの?」と思わざるを得なかったこと。
普段は周りの子と変わらず遊んでいるように見えるのに、ある時突然、
- 疲れているときに兄弟げんかがエスカレートし、暴力をふるってしまう
- 危ない遊びを好み、じっとしていられない
- 何度注意しても言うことを聞かない
そんな姿を見て、どうしようもなく感情的になってしまうことがありました。そして怒鳴った後はますます子供の感情が荒れます。結局悪いのは私なのではないか、自分のしつけが間違っていたのではないかと悩み、苦しい日々でした。
この本が教えてくれた、子どもへの新しい理解
『ADHD2.0』を読むと、すべてが「脳の仕業」であることが分かります。
例えば、
- じっとしていられないのは、脳が刺激を求めているから。
- 暴力や危険な行動は、疲れたり脳の容量がオーバーしているサイン。
これは「しつけ」の問題ではなく、脳の特性が原因なのです。
この理解があるだけで、子どもの行動を責めるのではなく、「どう助けるべきか」を考えられるようになりました。
- 兄弟げんかからの暴力を避けるために、常に近くで見守る。
- じっとできない場面を避けるか、事前に準備する。
このように具体的な対応策を取ることで、親としての心に余裕が生まれました。
愛が深まるきっかけに
この本を読んで、「白黒つけること」ではなく、「理解して向き合うこと」が大切だと感じました。脳科学的な説明を通じて、子どもの特性を受け入れる余裕ができ、愛が深まりました。
もし、私と同じように悩んでいる方がいたら、ぜひ『ADHD2.0』を手に取ってみてください。
ただし、少し専門的な内容が多く、取り扱いがない本屋さんも多いかもしれません。ネットで検索して購入すると手に入りやすいです。また、読む時間が取れるか心配な方には電子書籍もおすすめです。
この本が、あなたのもやもやを晴らす手助けになりますように。


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