お酒っておいしいですよね。だけど、体に悪いって聞くし…本当は飲みたいけど、体調や健康への意識が罪悪感を生むことってないですか?健康を意識しながらもお酒を楽しむために!あいまいな情報をはっきりさせて、自分の中のOKルールを作りましょう。
※体質や健康状態による差があるということを忘れないでおきましょう。アルコールに弱い方や病気を抱えている場合は、以下の内容が当てはまらないことがあります。自分の体調や体質に合った飲み方を心がけ、あくまで参考にしてください。
お酒は体に良くない?デメリットをはっきりさせる
お酒を飲むデメリット

- 健康への影響
過剰な飲酒は肝臓に負担をかけ、脂肪肝や肝炎、さらには肝硬変を引き起こすリスクがあります。また、胃腸や心臓への負担も増加します。 - 体重増加の原因
アルコールはカロリーが高く、特にビールや甘いカクテルは太りやすいです。30〜40代は代謝が落ちる時期でもあるため、飲みすぎると体重が増える可能性があります。 - 依存リスク
習慣的に飲酒すると、飲む量や頻度が徐々に増え、アルコール依存症に陥る危険性があります。これは精神的・身体的に大きな問題を引き起こします。
…なるほど。つまり、問題は「過剰に摂取してしまうこと」が一番のようです。では一体「適量」「少量」「適度」ってどのくらいのことを言うのでしょうか。
「適量」「少量」の目安は?
一般的に純アルコール量で約20g以下とされています。飲み物の種類ごとにこの量を超えない範囲を考えると以下のようになります。
ビールの場合
アルコール度数5%のビールなら約500ml(中瓶1本)程度が目安です。
ワインの場合
アルコール度数12%のワインなら約200ml(グラス2杯弱)が目安です。
日本酒の場合
アルコール度数15%の日本酒なら約180ml(1合)が目安です。
参考:計算の背景
純アルコール量は以下の計算式で求められます:
飲む量(ml) × アルコール度数(%) × 0.8
例えば、ビール500ml×5%×0.8=20gとなります。
注意したい「適度」とは?
大事なことは休肝日を設けること。毎日飲むのではなく、週に2日は休肝日を作ることが推奨されています。
お酒を飲むメリット

次は、メリットを見ていきましょう!もちろん「お酒が好き!」という気持ちが一番ですが、改めて見ていきましょう。
- リラックス効果
少量のお酒はリラックスを促し、ストレス解消につながることがあります。特に、忙しい日常の合間に適度に楽しむと気分転換になるでしょう。 - 人間関係の潤滑剤
飲み会や友人との語らいでお酒を飲むと、場が和み、コミュニケーションがスムーズになることがあります。適度なアルコールが緊張を和らげることもあります。 - 血流促進
少量のアルコールは血管を拡張し、血流を良くする効果があると言われています。これにより、冷え性改善やリラックス感を得られる場合もあります。 - 味わい
食事とのペアリングを楽しむなど、「おいしい」と感じることでオキシトシンが分泌されます。お酒の種類に合わせた料理を用意することで、味わいがさらに深まります。
健康に良いとされるお酒はある?
上記の「適量」「少量」「適度」のコツを踏まえたうえで、例えば「健康」にポジティブな影響を与えてくれるお酒はあるのでしょうか?調べてみました。

赤ワインはポリフェノールが豊富!
なかでも特に抗酸化作用のある「レスベラトロール」が注目されています。これが血流を良くし、心臓病や老化の予防に役立つとされています。無添加やオーガニックワインを選べばさらに安心です。

日本酒は発酵食品!
発酵食品である日本酒にはアミノ酸が多く含まれ、血流促進や美肌効果が期待できます。純米酒を選ぶことで、余計な添加物を避けることができます。
焼酎(特に芋焼酎や黒糖焼酎)はカロリー控えめ!
焼酎は蒸留酒であるため、不純物が少なくカロリーが低めなのが特徴。芋焼酎に含まれるポリフェノールや黒糖焼酎のミネラルも魅力です。

クラフトビールはリラックス!
ホップに含まれる「フムロン」という成分は、リラックス効果や睡眠改善が期待できます。無添加や自然な製法で作られたクラフトビールを選ぶと良いでしょう。

シードル(リンゴ酒)は抗酸化作用!
リンゴ由来のポリフェノールや食物繊維を含むシードルは、抗酸化作用があり、ワインより飲みやすいのもポイントです。砂糖や香料の少ないナチュラルシードルを選びましょう。
まとめ
大人の余裕を楽しむ時間を
いかがでしたか?こうしてみると、何も悪いことばかりではありません。メリットも十分にあることがわかりました。大切なのは「自分が決めたルール」をしっかり守り、楽しくお酒をいただくことですね。
みなさんも自分自身を労わりながら、大人の余裕を感じられる「お酒の時間」を楽しんでみてはいかがでしょうか?


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